バッハ

バッハの音楽がGPSの代わりとなる わたしの居場所あなたの居場所 あなたの為のわたし あなたの為のあなた 音楽がまわっている 黒い円盤の中で ここにいるぞとバッハのメロディ

喫茶三月

芦花公園の喫茶三月が3月24日に閉店した。 ここでライブをたくさんやらせていただいた。 ここで知り合った人も多い。 ありがとうございましたとお伝えしたいです。 店長お疲れ様でした。

やさしいくらやみ

くらやみがやってくるわけじゃない 僕がくらやみになる プールにとびこむ はだかのひと やさしいくらやみのなかで 君はすいえいをしている

春が来る

批評家が花粉症になる クリエイティビティが 左脳を経由して 名刺を差し出してくる 僕は どうもはじめましてと 鼻水をたらしながら言う

オンラインストア

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発見2

この世界の だいたいの物事の 先っぽしか見ることができていない 2月18日

発見1

読むスピードを 1/2くらいにすると だいたいの言葉が名言になることに気付いた 2月18日

天国行きトンネル

のどの奥のトンネルを 空を飛ぶ生き物や 海を泳ぐ生き物が すりぬけていく ひとり歩きする 歯が カタカタ音をたてて 今夜のえものをさがそうと 階段を のぼったりおりたりする

天井のシミ モノクロームの風景写真 空はそこでは青かった まだ名前の付いていない遊び方で 日が暮れるまで過ごす この人生が じつは おわりから立ち上がり はじまりに向けて歩いている のでは と思わされる 今日の空の青いことといったら

心の中でワニを飼う 部屋に下手くそな自画像を飾る チューニングの外れたピアノを弾く それに合わせて大きな声で歌う それは少しはマシな曲になるか ゴミ箱に投げ入れるプラスチックになるか 自分ではわからない

カバーのお知らせ

I fallin love too easilyをカバーしました ↓↓↓ シンムラテツヤ - I Fallin Love Too Easily - YouTube

ライブスケジュール

↓ライブスケジュール更新しました↓ LIVE | シンムラテツヤホームページ 2月は東京・名古屋・京都で演奏します。

Fire In My Heart 2024.1.20

〈SET LIST〉 1.ゆうれいみたい 2.ホテルリゾート 3.じゃまをするな 4.ソニーロリンズは早かった 5.ペーパームーンのアイランド 6.アイウィル 7.バイバイナウ 8.この素晴らしい世界にいいねを 9.ファイティングポーズマン 10.東府中のクロスロード 11.窓 12.…

愛する

ジョナサンリッチマンのオリジナル盤 を買った 届いてみたら カラーコピーされたジャケット だまされた 無理やり愛しているうちに 自分にとってこれが オリジナル盤になった 1月16日

かお

昨年末に美術館で能面の展示を見てきた。 たくさん顔が並んでいる。 意識的に作られた表情の顔が並ぶ。 顔は同じだけれど首から下は 様々な人間がはみ出ることになる。 動き一つで 放つ雰囲気一つで 顔が様々な表情を持つ。 楽しくなりパンフレットを持ち帰…

見ている

額縁に 自分の目を飾る ドアの取手が回転するのを アルファベットが AからZへ辿り着くのを 自分の目が見届ける その額縁を僕は見ている

ギター

どうしても弾きたいギターがあって 思い立って 電車に2時間乗って そのお店に弾きに行った 僕が弾いている間 これを買い取ってくださいと サックスを持ち込んできた女性がいた ずいぶん大切に演奏されていたんですねと 店員が言う 15万円でその人は手放すこ…

ライブ

コーネリアスとトッド・ラングレンとダリル・ホールのライブを観てきた。 とても良かった。 家に帰ってシャツを裏表 逆にして今日一日過ごしていた事に気付いた。

雨が降らない街の人々は 雨のことを太陽と呼ぶ そしてみんな口々に 「虹が見たい」と言う 僕は慌てて虹に問い合わせてみるけれど もう最終電車を乗り過ごしたから行けない と虹は言う 目の前で君はガムを噛んでいる 僕はそのガムが膨らみ風船になるのを待つ …

ありがとう

書くことがないという時点で もうすでに何かを書いている 夜になれば朝が何者か分かるし 朝になれば夜が何者かが分かる 私は何になれば 何者か分かるのか 何かに逆らいたくなり 地球を蹴りジャンプをする 重力は いつも そこにある ありがとう

ナポリタン

いつも髪を切りに行く床屋の帰り道に 気になる喫茶店があった なぜだかいつも入りづらい空気を感じ 何年も素通りしていたけれど 先日意を決して入ることができた 入るとおじいさんが出迎えてくれる 気の利いたものは何もないよとおっしゃる かまいませんと僕…

そうかも

歌は 喉から声が出るより 鼻から出たり 胸辺りから出てくる方が好きだ ギターのようなドラムが好きだし トランペットのようなファズギターが好きだ そもそもどこからどこが 音楽で どこからどこが 犬と猫か分からない その境界線に立つことができるなら そこ…

2023.9.14

確かにのぼっている と思う この坂は 透明だから 確実なことは言えないけれど 確かに 多分 あいつ 探し物が見つからないらしい 何を探しているかを 今 探しているらしい ほっておいてあげよう あいつ 探すことが 好きなんだ

2023.9.13

裸足で浜辺を歩く いろいろな言葉が落ちていて 歩くと刺さって痛い 夢 中古車 錆びた青空 ジャズのスタンダード カーステレオ 終電前 缶ビール 閉店した床屋 浜辺を歩き終わらないうちに 痛みに耐えられなくなって 海に飛び込んだ なぜだろう 太陽が見当たら…

2023.9.12

はじまるから楽しい はじまるから悲しい おわるから楽しいし おわるから悲しい 自分は誰かの妄想の一部分らしい ギターは弦が震えることで 自分はギターだと証明する 僕も自分を証明する為に 何かを震わせようとするけど 手元には何もない バートバカラック…

2023.9.9

荻窪行きのバスに乗れば 荻窪に行ける どこかに行きたいなら そのバスに乗ればいいです 距離はなくなる すべての発言は要約できる つまり また会いましょう つまり 今夜は雨です つまり ごめんなさい また バスを一本乗り過ごした

2023.9.5 詩

味のしない歯磨き粉で夜を磨け 満員電車には誰も乗っていない これに乗って 朝に行く 4拍子か3拍子かは あの指揮者が決めるぞ でも好きにやればいい 死がやって来る前に 次の足を出す 虹の足元を目指して行けば あの子 虹になった

浜松へ

自分は何者でもないのに 何者でもあるかのように ふるまっている レンタカーを手配して 浜松へ向かう 足柄サービスエリアで DVDのワゴンセールを見つけ 10枚ほど買ってしまう 財布は自分のふるまいの鏡だと 聞いたことがある ああこれが自分自身の姿なんだと…

開かない窓

窓は開くから窓なのです 開かない窓は 眠れない夜の悩み事と同じ 目測を誤った大工さんが 家の中に家を建てたのです 僕はその中に住み込み 夢を見るのです あたりが騒がしく目が覚めると 僕は開かない窓の前にいるのでした

パラマウント・ヘッズ2

パラマウント・ヘッズ2 何とか危機を脱した彼らは また新たな旅に出たのでした