待ち合わせ

黒いものに

白いものを入れて

然るべき時が来たら
チンとなる箱に入れる
出てきたものは茶色いもので
それは指を入れるものではなく
口から入れるものだった
それは温かく
喉を過ぎていく時に
グビリと音を鳴らす


それはお腹の中で待ち合わせていたらしい
彼はああ美味いと言うが
胃袋は3分遅刻だとか
ぶつぶつ

文句をメモ帳に書き連ねている。